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FXランド: 外国為替とはどんなものか

さて、新聞などでみかける主な通貨の英語の表記を整理します。

多くの国が自国通貨建てを採用しているようです。

しかし、ユーロ、英国、米国、オーストラリア、ニユージーランドは、

外国通貨建てを利用しているようです。

そのため、比較的影響が乏しく、

今後の経済成長が予想される中国の元が基軸通貨になるという意見が

増えていますが、

未だに通貨のせかいではドルの重要度がきわめて大きいと言えるでしょう。

現在の基軸通貨はドルです。そのため、

日本で為替市場といばドルと円の交換レート、たとえば、現在1ドル100円、

1ユーロ120円であると報道されます。

たとえば、AUDはAUD、USDはUSDのように。

なお、為替の一般的な表記は前述の通り自国通貨建てです。

FXランド: 外国為替とはどんなものか

★基軸通貨がドルの理由

外国為替とは、自国通貨と外国通貨、または外国通貨同士の交換をすることです。

また、通貨の交換比率のことを外国為替レートといいます。

さて、日本では、外国為替レートは自国通貨建てで普通表記することになっています。

自国通貨建てとは、たとえば1ドル100円、1ユーロ160円のように、外国

通貨1単位でいくらになるかです。

逆に、外国通貨たてで表記する場合もあります。

1円=1/100ドル、1円0・01ドルといった表記ですが、イメージが沸き

にくく、やはり自国通貨建てが便利りですね。

通貨は、約200の国と地域にそれぞれ違ったものがありますが、実際の取引は

ある程度、信頼性、流動性があるものが取引の中心となります。

FXランド:ランドは世界のエリート通貨のひとつ

★世界のエントリー通貨17
◎ 国:通貨コード:通貨
? オーストラリア:AUD:オーストラリアドル
? カナダ:CAD:カナダドル
? デンマーク:DKK:デンマーククローネ
? EU:EUR:ユーロ
? イギリス:GBP:ポンド
? 香港:HKD:香港ドル
? イスラエル:ILS:イスラエルシェケル
? 日本:JPY:日本円
? 韓国:KRW:韓国ウォン
? メキシコ:MXN:メキシコペソ
? ニュージーランド:NZD:ニュージーランドドル
? ノルウェー:NOK:ノルウェークローネ
? シンガポール:SGD:シンガポールドル
? 南アフリカ:ZAP:ランド
? スウェーデン:ZEK:スウェーデンクローナ
? スイス:CHF:スイスフラン
? アメリカ:USD:USドル

南アフリカランドも、この17通貨のひとつで、

新興国通貨としては世界でもっとも活発に取引されているひとを知っておいてい

ただきたいのです。

もう一度FXランド取引の特徴についてまとめておきましょう。

? 元手(証拠金)が5000円から始められる
? 確実に短期売買で利幅を稼げる
? スワップポイントで着実に増やすことがでまる
? ランドはエリート通貨、成長通貨゛ある
? 2010年のワールドカップ開催で南アフリカ経済は活況を呈する
? 世界経済が低迷している今が投資の絶好のチャンス


FXランド:値動きがあらいから投資家にはうまみ味がある

そういう背景があり、情報がなかなか入ってこないこともあって、通貨ランドの

値動きはけっこう荒っぽくなりがちです。

だから、逆に値幅を上にも下にも取りやすいといううま味が投資家にはありま

す。

2002年から2003年にかけて、ランド/円相場は1ランド11円台で低迷

していましたが、そのあと上昇を続けました。

そこから調整に入り、2006年には再び上昇サイクルに入ると思われたのです

が、米国の経済金融危機の影響を受けて急落しました。

これはランドだけにかぎったことではありませんが、現在は、1ランド10円を

割れたラインで底値を提案しているところです。

一時的には1ランド7.7円という安値もありました。投資家にとっては、そろ

そろ触手を伸ばしたい場面ではないでしょうか。

以前として経済成長率は4〜5%の伸びを続けていますし、内需の強さから政策

金利を大幅に下げることも考えられません。

しかも、2010年にはサッカーのワールドカップが南アフリカで開催されま

す。

きっと、国全体がおおいに盛り上がることでしょう。開催に向けて国内のインフ

ラ整備も進み、経済も活況を呈すると予想されます。

通貨の価値は国力の反映だと考えれば、これからランドは上昇へ転じる可能性の

方が高いと指摘しておきましょう。

ランド投資のリスクも知っておく

3.個別のリスク要因

では、南アフリカ個別のリスク要因はどうでしょうか?まず政治の問題です。

政治が安定しているかどうかはあまり知られていませんが、失業率20%と失業

者があふれている国ですから、

そんなに政情が安定しているとは言いがたいかも知れません。

しかし、経済成長が続いているかぎりにおいて、クーデターなどの不安定はさほ

ど考えなくてもいいと考えます。

その経済ですが、内需が強いためにインフレ抑制が課題となっています。

いわば現在の高金利もその裏返しでしょう。

そのほかには貿易赤字という問題もかかえています。

ランド投資のリスクも知っておく

2.商品市況の動向

次のリスク要因として考えられるのは、金を中心にした商品市況の動向です。

南アフリカは何と言っても世界第2位の金の産出量を誇っています。

したがって、金価格とランド相場とは微妙に影響し合い、その連動性も比較的高

いといえるでしょう。

金価格が暴落すればランドも暴落、逆に金価格が暴騰すればランドも暴騰という

ことも場合によっては想定しておくべきです。

しかし、これらはランドに限ったわけでありません。世界経済の動きや商品市況

の動きに左右されるのは書く国通貨ともに同じことです。

★通貨「ランド」の今後を読む3つの要因

そんな妙味のあるFXランド投資ですが、今後通貨ランドはどのように動いてい

くのでしょうか?

まず、用心に越したことはありませんので、先にランドのリスク要因から考えて

みましょう。

ランドにかぎらず、どの国の通貨にもリスクはつきものです。

1.世界経済の動向

為替変動のリスク要因としていちばん大きいのは世界経済の動向です。

世界経済が悪くなってきますと、どうしても新興国家は影響を大きく受けやす

く、エマージングマーケットも大きく下落する可能性があります。

現実に、米国発の世界同時不況によって、通貨ランドも、1ランド14円から9

円割れまで暴落しました。

現在は、まだまだ先行きが見えない深刻な状況ですが、世界経済が立ち直りの兆

しを見せ始めますと、エマージング通貨であるランドも大きく反発してくるので

はないでしょうか。

ロールオーバーで金利を稼ぐ方法もある

ちなみにスワップポイントの理論値を計算しておきましょう。

政策金利  南アフリカ  10.50%  日本  0.5%

南アフリカランドの現在値 10円×10000倍=10万円

南アフリカランドの現在値×(南アフリカ金利−日本の金利)÷365日

10万円×(0.10510.005)0÷365日=27.4円/日

これはあくまでも理論上の計算であって、スワップポイントは日々のロールオー

バー時点の価格変動によって異なります。

からにランド/円を1単位10万円でポジションを解消せずに持ち続けていますと、

1カ月で、27.4円×30日=822円を得ることができます。

元手は証拠金の5000円のみです。

(正確にはスプレッド分の600円を加えて5600円)

10単位であれば、5万円の元手で8220円、100単位であれば50万円の

元手で8万2200円。悪い話ではないでしょう。

もっとも、ランド/円の水準が一定であるという前提に立てばの話しであること

はいうまでもありません。



ロールオーバーで金利を稼ぐ方法もある

したがって、ランドを買ってポジションを解消しないで翌日まで持ち続ければ1

万通貨当たり93円の金利がもらえることになります。

逆にランドを売ったまま翌日まで持ち越せば、103円という金利を支払うこと

になります。

スワップポイントのうまみを狙って、南アフリカの通貨へ投資する世界の投資家

もいますが、スワップポイントだけでは大きな儲けは期待できないでしょう。

じっくり型の投資家にはいいですが、やはり売り買いで利幅を稼ぐ法が手っとり

早いというべきでしょう。

それにしても10.50%という高金利は魅力にちがいありません。

ロールオーバーで金利を稼ぐ方法もある

スワップポイントはFX業者によってまざまですが、基本的にはロールオーバー

時点の未決済ポジションを対象に、各国通貨間の金利差をもとに計算されます。

ロールオーバーとは、たとえば買ったランドをそのまま売らないで目をまたいで

ポジションを維持している場合に行われる値洗いのことです。

具体的には、ロールオーバーの対象は、ニューヨーク時間15時時点の未決済ポ

ジションです。

ランド/円のスワップポイントは、買いで1万通貨当たり93円です。逆に売っ

た場合はマイナス103円。

どういうことかといえば、ランドを買うということは、円を売ってランドを買う

ということです。

ですから円の金利を捨ててランドの金利を得ると言う事になります。

これに対して、ランドを売るということは、ランドの金利を捨てて円を買うこと

になります。
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